本堂の左にある。八角円堂(聖徳堂)です。伽藍中心軸線に対し正面を45度振って建つ。聖徳太子の御座所であったとされる奈良法隆寺の夢殿を原型としているが、規模は二分の一に縮小している。 これに伴い各辺中央の間柱、また内部八本の身舎(もや)柱も省略、廃した造りとしている。結果、実用性に富んだ広々とした室間を現出させており小ささを感じさせないものとなっている。堂内には聖徳太子十四歳御孝養の画像を安置する。

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